仕掛け煙火

 


花火玉

  仕掛け煙火は打ち揚げる花火ではなく、地上で観客に見せるものです。仕掛け煙火では、煙管(えんかん)または「ランス」という小型の花火が使われます。煙管はススキ型の手持ち玩具花火のようなもので、火をつけると一定時間火花を放出し続けます(図12の左)。これを図12右のように並べて絵や文字の形にして、速火線でつなぎます。

図12.仕掛け花火

仕掛け煙火には木枠と吊り下げの2つの種類があります。木枠の方は5メートル四方くらいの四角い枠を作り、そこに煙管を並べて文字や絵のパターンを作ります。これはだいたい花火大会の会場の本部席前に作られることが多いようで、「一番大切なお客さんに」見せるためのものです。出される文字は「2000」というように年の数字であったり、スポンサーの名前であったり、または「交通安全」「川をきれいに」というような標語というパターンであったり。吊り下げの方はロープ(またはワイヤー)に煙管を並べて吊り下げます。この代表作は「ナイアガラ」と呼ばれるもので、両端をクレーンで持ち上げて吊るしたり、会場にある端からぶら下げたりします。また両端を地上で固定して、中央部をクレーンで持ち上げて「富士山」というパターンもあります。

煙管は長く持っても2分くらいのものです。ですから全部の煙管に一斉に火をつけなければなりません。ですから仕掛け花火をつくる時は、すべての煙管を速火線でつなぎます。こうすれば誰かが1箇所に火をつければすべての煙管に着火することができます。仕掛け花火が始まるところをよく見ていると、この速火線を火が走るところが分かります。

仕掛け花火の写真は現在ありません。Java花火の中でナイアガラのシミュレーションがありますので、そちらをごらんください。

 
 

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