花火大会見物記 2001
Part 1


諏訪湖の花火

横浜開港祭 2001.6.1

データ

  • 日時 2001年6月2日、3日 私が見たのは3日
  • 場所 みなとみらい21臨港パーク
  • 花火業者 横浜山田(篠原煙火の玉)、丸玉屋
  • 見た場所 臨港パークの先端の客席

横浜港では数多くの花火大会があるのですが、これはシーズン最初の花火です。開港祭という2日間のお祭りの中で朝からいろいろなイベントがあり、両日の夜に花火があるというパターンです。初日(2日)に行った人から「篠原の玉が良かった」と言う情報があったのでちょっと期待しておりました。臨港パークにはステージが設置されて、そこで様々なイベントが行われていました。Chiakiのコンサートがあったのですが、我々はステージ横の堤防に陣取っておりステージは見えませんでした。場所としては沖に浮いている台船(花火打ち揚げのための船)の目の前で、花火に集中するというモードでした。(仲間に写真を撮る人がいたので、場所にはうるさい)

船は2つあって、客席手前が丸玉屋、奥が横浜山田。奥の船からは3号、4号、5号あたりの割り玉があがり、最後に7号があがりました。手前の船は噴水型の花火ばかりで、割モノの玉はほとんど上がっていません。客席に近すぎるのかもしれませんが、我々のところからは船が見えているのでここから玉が打ちあがらないのはちょっと残念。

もともと開港祭の一部で打ち揚げ時間が40分と少ないので、過度な期待はしていませんでした。しかしそれでもなお、途中にインターバルが何度かあったため打ち揚げ時間は30分なかったかもしれません。ボリューム的にかなり不満が残りました。まあシーズン始めなので花火師さんも見る方も「肩ならし」といったところでしょうか?

弁天島温泉花火大会 2001.7.7

データ

  • 日時 2001年7月7日
  • 場所 静岡県舞阪町
  • 花火業者 三遠煙火、田畑煙火、イケブン
  • 見た場所 弁天島駅前の観覧場

湖上に映る花火

三遠、田畑、イケブンはと言えば「静岡県の御三家」というほどの煙火業者で、土浦の大会でもよく出てくる名前です。その3社が打ち揚げを行う花火大会だということで、遠路はるばる東京から見に行きました。7月7日(第1週土曜日)に花火大会を企画するのはかなりリスキーであると言えるでしょう。弁天島海岸の海開きに会わせた打ち揚げだそうですが、この時期の東海地方は梅雨。「雨天決行」の花火大会だそうですが、雨にたたられることもあるのではないのでしょうか?今年は幸い(?)カラ梅雨で、心配された雨は降りませんでした。

弁天島は浜名湖のデルタ地帯にあります。湖が太平洋に接したところにあり、海なのですが内海というか入り江のようになったところにあります。観覧場の浜辺のちょっと先に鳥居があり、その無効に中洲。その先に左右から陸地がせり出してきていて入り江が狭くなっていて、その上を道路(浜名バイパス)が通っていると言う地形になっています。中洲とその周りの海に台船を出してそこから打ち揚げています。浜にいれば視界を遮るものがなく、打ち揚げ筒まで見えるという非常に見やすいところです。

打ち揚げはまずスタートとして尺(10号玉)があがり、仕掛け花火(スターマインつき)、そして「レギュラー銘品」と続きます。これは4号玉10発、5号玉5発、7号玉2発、10号玉1発というような「ユニット」になっていて、各ユニットにスポンサーがついています。ユニットごとに「芯入万華鏡」「昇曲付 芯入変化菊」というような名前がついていて、5号玉なら同じものが5回上がります。そのため、パンフレットを持っていると「今どう言う玉があがっているか」を確認でき、花火の玉名を覚えるのに勉強になります。本部席のアナウンスで「5号5発」という玉のサイズと、スポンサー名、花火業者の名前は言ってくれますが、玉名は言ってくれません。ですからパンフレットは是非ともゲットしておきたいところです。

3業者とも大会に出品するくらいですから技術的な裏付けはバッチリです。私は「パステル牡丹」などに使われていた「レモン色」「水色」という色が新鮮に感じました。また「さざ波牡丹」とか「紅スパン」というように、震えながら広がっていく星も印象的でした。

最後の締めで上がる「20号」玉が思ったよりも小さく感じました。しかもパンフには「昇曲導付 錦冠菊に小割浮模様」とあるのに、実際に上がったのはふつうの芯入り変化菊でした。形も悪かったし。この大会に3年連続で見に来たという人に言わせると、最後の20号は去年は1発ではなく2発上がっていたとか。さらに幕開けの尺玉も去年は10発だったものが1発に減らされていたとか。ここにも不況の波が来ているということを感じてしまう大会でした。

たまむら花火大会 2001.7.20

データ

  • 日時 2001年7月20日
  • 場所 群馬県佐波郡玉村町
  • 花火業者 菊屋、小幡煙火店
  • 見た場所 打ち揚げ地点前の畦道
打ち揚げ現場の畑の前の道。ここに陣取れば視界を遮る障害物はない。(実際に見たのは反対側の畦道

玉村町は群馬県高崎市のそばにある小さな町。街道(国道)からちょっと入りこんだところに、広い畑があります。ここは大きな川はないのですが、町の真中に結構大きな畑があり、そこで花火の打ち揚げを行います。ここは街道(国道)からはちょっと入りこんだところにあり、目の前の消防署があります。畑の周りの道だけを規制すれば、理想的な花火打ち揚げ場所ができるというわけです。消防署の横にスーパーマーケットがあり、早くつけばそこの駐車場に駐車してその前で見れるのですが、この日は風下になっていたため畑の反対側の畦道で見ました。

花火の構成は4号、5号、7号、10号の4種類の玉が10発ないし20発ずつ早打ちで上がっていきます。途中で7回ほどスターマインがあります。それも「スターマイン」「大スターマイン」「特大スターマイン」と少しずつ大きくなっていくというパターンでした。これは打ち揚げ地点の数によります。ただの「スターマイン」は1箇所ないし2箇所から、「大」は4箇所から、最後の「特大」は10箇所からあがります。スターマイン筒が横にいくつか並ぶという、いわゆる「ワイドスターマイン」です。畑前の畦道にいると障害物が一切なく、筒から上がった玉が開くところまで見えますから、かなりの迫力になります。

ただ、全体のボリュームとしてはちょっと不足しているように思えました。これまた不況の影響なのでしょうか。花火の打ち揚げが8時から9時までの1時間しかなく、その中でも単発(早打ち)の打ち揚げがかなり続きます。スターマインも量的にはかなり少ないです。そんな中でも玉のサイズを少しずつ大きくしたり、スターマインを大きくしていったりと演出面の努力は痛いほど分かるのですが・・・ こう言うときは、1つ1つの花火をじっくりと見て、玉の種類の名前を当ててみたり、新しい色を使っているかどうかをチェックしたりと、マニアックな見方で楽しめるでしょう。私は今回、菊と牡丹の染め分け(玉の半分が菊で反対側が牡丹の玉。開いた後、菊の尾だけが残る)が印象に残りました。

2001アタミ海上花火大会 2001.7.23

データ

  • 日時 2001年7月23日
  • 場所 静岡県熱海市
  • 花火業者 イケブン
  • 見た場所 サンビーチ前公園

パステル色の花火(すみません、写真が悪いです)

熱海は熱海湾を中心に、町がすり鉢状に広がっています。東海道線・伊豆線の熱海駅は山の上の方にあり、そこからひたすら坂を降りていったところにビーチがあります。このビーチは堤防、埠頭に囲まれていて堤防の上に打ち揚げ筒が設置されます。目の前に並ぶオーシャンビューのホテルはもちろん、湾を囲む山の上の方からも花火を見ることができます。花火にはもってこいの地形ですな。

熱海はもともと7月終わりから8月の始めにかけて4日ほど(連続ではなく飛び石で)花火大会を催し、それぞれの日にスペインやカナダなど海外からの花火師を呼ぶというので有名でした。ところが最近では年末にも何日か揚げるようになり、今年は秋にもシリーズが組まれています。そして海外花火師シリーズは秋に移って、7月末から8月の花火ではそれがなくなりました。大会を主催しているのは熱海の観光旅館協会で、花火を目玉に客を呼ぼうという意図が読めます。たしかに温泉に入って花火見物というのはよさそうですね。しかし、老舗の温泉地が花火に頼っていいのか・・・

温泉客が温泉に入って夕食が終わった頃、つまり8時20分に花火が始まります。この辺にも旅館協会の思惑が感じられます。9時までなので打ち揚げはわずか40分。それでも5000発揚げるというので密度は濃くなります。6部構成になっていてその都度アナウンスが入りますが、このインターバルもほとんど気にならないほど小さなものでした。打ち揚げはイケブンが行いますが、この会社らしい「パステルカラー」の花火が鮮やかです。アクアマリン、それよりちょっと薄い水色、ライム、レモンイエロー、オレンジと綺麗な色の花火が連続して上がります。また、途中でメガネ、傘、ネコの顔など創作花火もあがりました。

そして最後が6箇所からあがるワイドスターマイン。これもまた盛りあがる内容でした。40分しかないと物足りないという気もしたのですが、これくらい「濃い」内容であれば満足させられます。

葛飾納涼花火大会 2001.7.24

データ

  • 日時 2001年7月24日
  • 場所 東京都葛飾区
  • 花火業者 イケブン
  • 見た場所 江戸川河川敷
    これまたイケブンの得意技、ワイドスターマイン

この日は仕事の関係でちょっと遅れてしまいました。2日連続でイケブンの花火を見ることになりました。弁天島でもイケブンは上げていたのでもう今年だけで3回目です。江戸川の河川敷は最寄駅が京成金町線の柴又駅、北総公団線の新柴又駅。「寅さん映画」の柴又帝釈天のすぐそばです。花火大会といえば屋台のやきそば屋とかたこ焼き屋が並びますが、ここ江戸川河川敷の堤防の上では自転車のアイスキャンデー屋が売りにきていました。下町を感じさせる景色でした。

花火は昨日と同じパステルカラーの花火がオープニングのスターマインから連発されます。なんと贅沢なことか・・・この日は打ち上げ時間は7時20分から8時20分と1時間ですが、玉数は熱海より1000発多い6000発。途中で仕掛け花火(スポンサー文字の枠モノと、小さなナイアガラ)がありましたが、打ち揚げ花火の密度は熱海と同様「濃い」ものがありました。

今回は本部席前に座ったため、アナウンスとBGMが聞こえました。音楽と一緒の花火は本部席のすぐそばで見ると、ちゃんと花火と音がシンクロしているのがわかります。途中で「アンパンマン」と「ドラえもん」の音楽がかかり、型モノの花火があがりました。アンパンマンやドラえもんの顔の型モノ花火はイケブンの十八番で、以前土浦競技会の創造花火の部に出品していたのを思い出します。アンパンマンと一緒に円盤らしきものが上がりましたが、あれはカレーパンマン?またドラえもんと一緒にメガネが上がったのですが、あれは「のびたくん」なのかも知れません。となると昨日熱海で見たメガネもドラえもんシリーズだったのかも知れませんね。

最後はまたまたワイドスターマイン。「大空中ナイアガラ」という名前を見ると、一体何だろうと思ってしまいますが、銀冠菊を「嫌って言うほど」連発してくれて、それがまたフィナーレにふさわしい盛りあがりを見せてくれます。

足立の花火大会 2001.7.26

データ

  • 日時 2001年7月26日
  • 場所 東京都足立区
  • 花火業者 丸玉屋小勝
  • 見た場所 荒川河川敷

足立の花火大会は今回初めてでした。都内では隅田川や東京湾が「メジャー」で、平日にやる足立などは「1枚落ちる」という位置付けでしょうか?それでも10000発上がるというのは規模的に大きなものです。そんなわけで会社から直行して見に行くことにしました。北千住の駅から商店街を抜けて荒川に抜けます。千住新橋という橋から河川敷に降りると、もうそこが客席。ここは相当広いスペースになっていますが、それでも人がいっぱい。通路が混雑していて本部席のそばまで行くのは無理そうなので断念しました。場所的には2箇所ある打ち揚げ現場の真横という感じで、そのため2つの花火が重なってしまったり、V字打ち揚げが全然斜めに見えないというところでした。

7時15分に始まる予定がなかなか始まらず、ようやく7時半になって区長さんとか大会委員長がスピーチを始めました。そして35分すぎにようやくカウントダウンがあってスタート。足立は全部で10000万発ですが、1つ1つのセット(スターマインとか早打ち)ごとに「170」とか「112」というように玉数が決まっていて、それがプログラムに書かれています。しかし!演目の1番から5番までが、すべて「スターマイン 千寿の夢花火 4cmV字一斉 170発」となっていて、同じような花火が切れ目なく続けざまに上がるためどこまで進行したのか分からなくなります。

始まって10分くらいしたところで「強風のため」一時中断。どうなることかと思いましたが、その後再開して最後まで進みました。しかし、演目が途中で入れ替わったりしたこともあって、せっかくプログラムがあるのに今どれが上がっているのか分からんという状態でした。

丸玉屋さんは赤(紅)の色がとても明るくて綺麗に感じました。また赤や緑の星が「ばら撒かれて、落ちる途中で突然いろいろな方向に動き出す」という「蜂」という花火が出ていました。さらに特徴としてキラ星というキラキラ光る星が数多く使われていました。個人的には嫌いではないのですが、スターマインの要所に入れてアクセントに使えばよいと思っているため、あれだけたくさん使われるとちょっと食傷気味でした。

隅田川花火大会 2001.7.28

データ

  • 日時 2001年7月28日
  • 場所 東京都台東区・墨田区
  • 花火業者 丸玉屋小勝(第1会場)、ホソヤエンタープライズ(第2会場)
  • 見た場所 第2会場そばの某ビルの屋上

「隅田川は玉は小さく、見るスペースは狭い、人ごみはすごい。見るもんんじゃない。」と以前豪語していましたが、縁あってとある屋上から見ることができるとなると、喜んで行ってきました。我ながら無節操・・・

見たのは第2会場の打ち上げ現場そばの某ビルの屋上。打ち揚げ台は見えませんが、開いた花火はほぼ完璧に見えるというところでした。第1会場のアサヒビール本社ビルは見えますが、そのそばにある巨大なビル2つのおかげで、第1会場の花火はほとんど見えませんでした。この隅田川花火も、打ち揚げ時間がかなり短くなっています。第1会場は7:10、第2会場が7:30に始まり、両方とも8:30に終了します。ただ、10社が参加する花火コンクールが第1会場であるのに対して第2ではひたすらスターマインなので、第2の方が時間は短くても玉数は多くなっています。

第2会場(ホソヤエンタープライズ)のスターマインは、牡丹玉が中心。たまに色蜂や飛遊星がアクセントをつけます。ここは川幅が狭いため揚げる玉が3号4号に限られています。そのため芯入りとか千輪菊のような複雑な玉は打てません。その分数量と、演出で勝負しています。確かに1時間で一万発はかなりのボリュームです。ただ、アクセントになるのが色蜂と飛遊星ばかりではさすがに飽きてしまいます。椰子とか銀蜂とか入れてもよかったんじゃないかなと、思いました。現に第1の丸玉屋小勝ではそういう玉が飛んでいたし・・・

色的には赤っぽいキラ星が結構多用されていました。この日もキラ星ばかりのスターマインがあって、目がチカチカしそうでした。あとライムよりは黄色っぽい「黄緑」のような色がありました。そういえば、緑や紫もなんとなく明るく見えました。近かったからそう見えたのか?あれは新色なのか?

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このページの解説

1996年
東京湾、神宮

1997年
隅田川、調布、世田谷、土浦

1998年
神宮、世田谷、諏訪湖

1999
イギリスの花火

2000年
この年はいろいろ見たのですが、見物記はつけませんでした。

2001年Part1
横浜、弁天島、玉村、熱海、葛飾、足立、隅田川

2001年Part2
PL、淀川、長良川、神宮、諏訪湖

2001年Part3
世田谷、大曲、府中、サマーランド、土浦

2002年
この年も大曲などに行ったのですが、記録はお休み

2003年
アメリカの独立記念日花火

2004年
アメリカの花火

2005
アメリカの花火。野球場の花火