花火大会見物記 2003年
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2002年の秋からアメリカのシリコンバレーに移住しました。アメリカの花火は、質量ともに日本のものに比べて落ちるのは明らかです。しかし花火好きな私としては、それでも花火があると言えばスゴスゴと出かけ、せっかくなのでレポートを書こうと思うのでした。 アメリカの花火で有名なのは7月4日の独立記念日のものです。アメリカの花火消費のうち90%以上がこの日に使われるという話を聞いたことがあります。次に多いのはNew Yearのカウントダウン。他にもさまざまなイベントであがるようです。 こちらアメリカでも不景気の波は花火に影響しており、スポンサー不足のため花火大会が中止ということがあるようです。それにもめげずに花火とあらば出かけていくということをやっております。 San FranciscoのNew Year花火 2003.1.1アメリカに来て最初の年末年始は日本に帰らずに、アメリカで過ごすことにしました。クリスマスはほとんどの店が閉まって静かになりますが、正月は何かイベントがないかと探したところ、サンフランシスコで花火があることを発見しました。そこでSan Francisco市内に宿をとり、その日はそこで花火を見たあと新年を迎えることにしました。 問題は場所。「橋」であるということでしたが、San FranciscoはGolden Gate BridgeとBay Bridgeという二つの橋があります。新年の夜中はおそらく大混雑になるので車で移動するのは難しく、歩いていけるところに宿を取りたかったのですが、どちらの橋であるのか分からなくてどこに宿を取るかも困りました。そこで、両橋の中間のフィッシャーマンズワーフのそばに宿をとり、Maritime National Historic Parkから2つの橋を両睨みすることにしました。結果的にはSan FranciscoとOaklandの間にかかるBay Bridgeの方でした。この公園はどちらかというとGolden Gateの方に近いので、失敗でした。
Historic Parkの公園から埠頭が伸びていて、その先まで歩いていきました。2002年の大晦日の夜中。町の方は新年を迎えるパーティーであちこちで明るく人声が聞こえますが、この埠頭はほとんど人がいません。「ここでは見えないのかな?」と不安になってきましたが、12時前になると少しずつ人が集まりました。 そして12時となり新年を迎えると町の方から歓声が聞こえます。10分くらいしたころに、Bay Bridgeの方で花火が始まりました。実際には上の写真よりははっきりと見えるのですが、やはり遠い。橋のすぐ横で打ち揚げているのが分かります。 基本的にスターマインで、玉としては日本でもよく使っている割り物がほとんどでした。途中スマイルマークがあがり、こちらでも観客の歓声があがりました。最後は冠菊を重ねて終わり。日本人からすると見慣れたスターマインという感じがしました。時間としては20分程度。寒い夜中なのでこれが適当な時間かも知れません。 July 4thの花火 2003.7.47月4日はアメリカの独立記念日。一般のアメリカ人にとっては「花火があがるのはJuly 4th」とイメージする日で、この日アメリカ全土で花火が上がります。アメリカのあちこちで独立記念日を祝う祝典があり、たいていコンサートなどのイベントが開かれて最後に花火が上がるというのがパターンです。ふつうのアメリカ人は地元の花火を見るのですが、私のように日本からやってきた花火マニアにとっては、数少ないチャンスにどこで花火を見るかちょっと悩みます。 結局地元の隣の隣にあるParamount Great Americaという遊園地の花火がよいと聞き、ここに行くことにしました。Great AmericaはParamount(パラマウント)という映画会社が運営するテーマパークで、カリフォルニア州ではディズニーランドに続く2番目に大きな遊園地です。どちらかというとジェットコースター系のハードな乗り物が多いところです。 とにかくどの程度人が来るのか分からなかったので、昼すぎに遊園地に入場して遊ぶことにしました。駐車場の中でかなり列ができましたが、こちらの駐車場はとにかく広い。奥の方に停めてゲートまで歩きます。途中駐車場の中で椅子を並べて座っている家族連れがいました。こちらでも花火だけを見ようという人がいるようです 。
花火は夜9時過ぎに始まります。これは、夏至からそれほど日が経っていなく、さらにサマータイム制を敷いているため、夜8時がすぎても明るいためです。そのため花火の時間は30分程度。花火好きにはちょっと辛いところです。 花火はいわゆるスターマインですが、ひとつひとつの玉が確認できるように、ゆっくりとしたペースで上がって生きます。独立記念日らしいと思ったのは、円の中に星の型の花火でした。これが青と白、赤と青というパターンであがります。最後はスターマインのペースがあがって、派手なポカ物や冠菊、柳が連発されてフィナーレ。時間は短かったのですが、久しぶりにまともな花火を見たという感がしました。 Labor Day Patriotic Fireworks Extravaganza 2003.8.319月第一月曜日(2003年は1日)はLabor Dayという休日ですが、その前日の8月31日に花火がありました。場所は7月4日に花火を見たParamount Great Americaです。なぜこの日に花火を揚げるのか?とか、Great Americaだけなのかということはよく分かりませんが、とりあえず花火があるということなので、行ってきました。テーマパークの中から見るので、結局前回同様、Great Americaの入場券を買って(近所のスーパーで半額チケットを売っている)、昼間はアトラクションで遊んでいました。 7月の時と同様暑い日でした。Rip Roaring Rapidというボートのアトラクションで水を被ってずぶぬれになりましたが、しばらく歩いていると乾いたくらいです。
花火は前回と同じTop Gunというジェットコースターの裏から打ち揚げられます。打ち揚げ開始は午後8時15分(サマータイム制なので本当は7時15分)。独立記念日の7月より日が短くなってきたので、開始時間が少し早くなりました。今回は別の場所から見ようと思い、The Orbitというアトラクションの前のAll American Plazaという広場に来ました。この場所は打ち揚げ地点により近く、花火を見ていても迫力があります。 8時15分から花火のが始まりました。前回と同様ゆっくりとしたペースで打ち揚げられていきます。と思ったら5分くらいしたところで、終わってしまいました。花火量が少なすぎるし、演出としても非常に中途半端で終わってしまいました。しばらく待っても上がらないので帰り始めたところ、背中で再び花火の音がしました。5分くらい休んでいたでしょうか?なぜこうなったのか不明です。その5分間の間に出口に向かって歩いていたので、再開したときはPavilion Plaza (Top Gunというアトラクションのそば)まで歩いており、結局は7月と同じ場所で残りの花火を見ました。 やはり見るにはこの場所がメインらしく、スピーカーが設置されていて音楽(ロック・ポップス)がかかっていました。再開後はゆったりとしたスターマインで始まり、途中噴出し物が揚がり、最後はスターマインがハイペースであがって終わりました。時間は再開後20分くらいでした。まあ日本のの花火に慣れている者としては物足りない気もしましたが、演出的にはちゃんとした花火でした。 Pavilion Plazaではレジャーマットを敷いて見ている人もいて、さながら日本の見物客のようでした。アメリカ人の花火に対する反応を見ていたのですが、日本同様大きな玉の時、蜂のような変わった動きをする玉の時、それにスターマインのハイライトのような数多くの玉が上がるときに歓声が大きくなります。ところ変わっても花火の持つ感動は変わらないものだと感じました。日本の花火師をここに呼んで、彼らに日本の花火を見せたらどう言うだろう?と思いながらGreat Americaを後にしました。 |
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