花火見物記 2007年版
怒涛のアメリカ編
July 4thの花火 2007.07.04
今日は7月4日、独立記念日である。野球などのイベントを除くと、アメリカで花火が打ち上げられる日はこの独立記念日と元旦(大晦日の夜)しかない。この日を逃すと、1年花火を見逃してしまうこともありうるのだ。

今年は家のあるSunnyvaleの隣町のSanta
Clara市の花火を見ることにした。ウチからは比較的近い。バスでEl Camino RealとKiely
Boulvardの交差点まで行き、そこからKielyを歩いて1キロちょっと。Kiely沿いのショッピングセンターには花火客と思われる車で駐車場が一杯になっている。さらに歩いていくと、渋滞がひどくなって最後は警官が出て道が閉鎖されていた。ここからちょっと歩くと、Central
Parkという公園があって、そこが会場になっている。

アメリカでは独立記念日はクリスマス、正月と並ぶ重要な祝日だ。アメリカが独立したのは1776年の7月4日。その1年後の1777年7月4日の最初の独立記念日に、Philadelphiaで祭典があって、そこで花火が上げられたという記録があるそうだ。つまり7月4日の花火は、230年の伝統があるのだ。下手すると江戸時代の花火と同じくらい古い伝統があるのだ。
しかし、日本と違うのは独立記念日の花火は式典のフィナーレでしかないこと。朝からコンサートやら何やらいろんな出し物があって、最後に花火が打ち上げられる。しかもサマータイムのため暗くなるのが遅く、9時を過ぎないと花火が上げられない。そのため花火の時間はどうしても遅くなる。

Central
Parkについたのは9時前。すでに昼間の部から来ている人がたくさんおり、会場の一番後に場所をとった。それにしてもすごい人出だ。
9時半に花火がスタート。音楽に合わせてゆっくりとしたペースで玉が上がる。しかも玉は2発ずつ上がる。花火を見慣れている者からすると、分量の少なさが物足りない。「予算が少ないのか?」と勘ぐってしまう。
しかし、最後のフィナーレになるとさすがにたくさん上がる。最後は例によって錦冠菊の重ね打ち。これは全世界共通の演出なのかな?時間を見ると9時50分。花火の時間としては20分ほどしかない。やはり、ボリューム不足は否めない。
野球場花火その2 2007.07.03
今回もまたOaklandのMcAfee Coliseumでの花火。
今回はOakland Athletics対Toronto Blue
Jaysの対戦。この野球場の花火は1年に4回組まれているのだが、この7月3日は独立記念日の前日である。7月4日にも同じBlue
Jays戦が組まれているが、デイゲームのため花火はできない。そこで前日のナイトゲームの後に花火を上げることになった

この野球場花火は何度も見ているので、書くことがなくなってきた。独立記念日の前日ということで、それらしい演出と言えば、星条旗を意識した星の花火、それに赤、青、白の組み合わせが多く揚げられていたことかな。

冠菊の重ね打ちはどこで見てもきれいだ
野球場花火 2007.06.02
今年もまた野球場での花火の季節がやってきた。OaklandにあるMcAfee
Coliseumという球場。ここを地元とするOakland Athletics対Minnesota
Twinsの試合の後、花火が行われる。今年もAthleticsの試合の22試合のパッケージを購入した。去年はチーム側が決めた22試合であったが、今年は自分で選ぶことができた。YankeesやGiantsなどの好カードと、花火のある試合などを選んだ。

この日の試合は6時過ぎから始まったのだが、AthleticsのBlantonとTwinsのSilvaという2人の先発投手が絶好調。時おりランナーが出るが後続が抑えられて次々と回が進んでいく。6回裏にノーアウト1塁3塁というチャンスからダブルプレーの間に1点入った。その後も両投手の好投が続いて、この6回の点が決勝点となって1-0でAthleticsが勝った。試合時間は1時間47分。まだ8時前で、サマータイムのためまだ空が明るい。
どうするのかと思っていたが、いつものように球場のダイアモンドとブルペンにテープを張って囲いを作る。これはグラウンドに客を入れるため、大切な部分を保護するためだ。それから角度的に花火が見えない外野席、内野の端っこの客をグラウンドに誘導する。これをいつもよりもゆっくりとやったお陰で、花火を始めるのが9時過ぎとなり、めでたく暗くなった。
今回はスポンサーが日本のSHARPであること、007がテーマであることがアナウンスされた。映画007シリーズのテーマ曲が使われるということらしい。
今回は型物も上がっていた。左のは立方体を型どったもの。右はハート。
最後のフィナーレは見もの。
怒涛のような連発。最後に冠菊が上がるが、ちょっと上で開いたのでフレームから外れてしまった。
San FranciscoのNew Year Fireworks 2007.01.01
この花火を見るのは2004年以来3年ぶり。場所はSan Francisco市とOakland市を結ぶベイブリッジ(Bay
Bridge)。この橋の下の台船から打ち上がる。ニューイヤーを祝う花火としては、このエリアでは有名である。人気があるため人が大量に来る。この混雑にどう立ち向かうか、が最大の問題である。
12月31日、大晦日の午後のニュースでSan
Francisco市にあるHyattホテルの様子が報道されていた。このホテルはBay
Bridgeのそばにあるので、花火を見ることができる。これを目当てにたくさんの人がとまりに来る。さらにホテルでは新年を祝うためのデコレーションがされて、イベントの準備も着々と進んでいると、ニュースでは言っていた。これもいずれは試してみたいのだが、相当高額になる上に、かなり前から申し込まなければならない。というわけで、今回もホテルは予約せず花火だけを見に行くことにした。
3年前に行った経験から、まず車は絶対に避けるべきである。当日は付近一帯が通行止めになるし、駐車場も確保できない。BARTという地下鉄のEmbarcaderoという駅が最寄なので、これを利用するのがよい。前回はMilbrae駅に車を駐車して、そこから行ったのだが、今回はDaly
Cityという駅にした。Daly Cityの方がSan Franciscoに近い。それとこの駅には車庫があって「Daly
City行き」という便もあるので、ここに駐車しておくと、帰りに電車を選ぶチャンスが増える。
さらに今回は折りたたみの椅子を持っていった。橋の近くで1時間以上待つためである。それから新年を祝うためにシャンパンを持っていったのだが、あたり一帯は(BARTの駅を含めて)トイレがまったくない状態であったので、結局飲まなかった。Embarcadero駅を降りて地上に出るとすでにすごい人並が街に出ている。Embarcadero駅のそばのHyattホテルはガードマンが立っていて、一般客をブロックしている。
Embarcadero駅から歩いて橋に向かう。人も多いが警官が大量に出ている。お巡りさんも大変だ。なんとか橋のふもとについて、折りたたみの椅子を広げて時間を待つことにした。目の前には金網が張られている。これは花火のためというより、ふだんから安全のために張ってあるのだろう。この金網に張り付いていれば最前列で見ることができる。ただ、ちょっと後に下がれば、2メートルくらいの金網の上に花火を見ることができる。どちらにしようか迷っていたが、時間が経つにつれて人が多くなり、金網の前に何重にも列ができてしまった。今さら後に下がるわけにも行かないので、金網越しに見ることを決意した。
前回見たときは、11時半くらいから雨が降ってきて寒かったのを思い出した。今回は幸い雨が降る様子がない。12時前、後の方でカウントダウンをしている人がいる。必ずしもそのカウントダウンにあわせたわけではないが、12時になると花火が上がりはじめた。
椅子の前に三脚を立てて写真を撮ったら、ちょうど冠菊があがった。しかし金網がモロに移ってしまう(左の写真)。レンズを金網の穴に通して取らなければならないようだ。右もちょっと写ってしまった。橋の下に台船が出ていてそこから上がっている様子が分かる。
こちらは型モノ。左は分かりにくいけど、赤い星型が上がっている。真ん中はスマイルマーク。写真で撮ると目がつりあがったように見えてしまうな。右は土星だが、中身が下がってしまった。
このSan
Franciscoの新年花火は20分ほど続く。日本の打ち上げに比べると短いが、アメリカでは長いほうだ。元日の花火は寒いが、やはりこれを見ないと年が越せない。
花火が終わるとまた道が大混雑。Market
Streetには人があふれかえっている。地下鉄のBARTに降りる階段が1つ閉鎖されていた。それでももう一つの階段は開いているので、列が進むままに降りる。改札口も入場制限をしているが、今日は特別に夜中でも10分おきに電車が到着する。電車に乗ってもラッシュ時間ほどは混んでいない。そしてDaly
Cityの駅までくると、降りる客もまばらになる。トイレがないのと、花火の直後の混雑を覚悟すれば、BARTでの花火見物は楽勝だ。