花火大会見物記 2009年
情熱のメキシコ編

暗くなったのは9時過ぎだった。この頃になると男の司会者がマイクで何か喋り始めた。スペイン語は聞き取れないので分からなかったが、注意事項などを述べていたのか。そのうちに客が歓声を上げるようになったので、花火がどう進められるかが説明されたのであろう。

そして9時10分頃、ようやく始まった。まずは3本あるやぐらの左と真ん中の間にあった、小さなやぐら(これは火車)に火がついて周り始めた。これには鹿かなにかのキャラクタが描かれていたようだ。

その後は左、右、真ん中という順番でやぐらの花火に火がつけられていた。関心したのは、やぐらの仕掛け花火は何重かになっており、1つのやぐらで4回も5回も仕掛け花火ができるということだ。中でも、火車が8つ回るのは圧巻だった。

もう1つは仕掛け花火で絵が浮き上がるというもの。ジェロニモのような羽の冠をかぶったキャラクタが描かれている。上の文字にはEl Orgullo de Ser Mexicanoと出ている。どうやらメキシコでは有名なヒーローらしい。

しかし、花火の間ずっとかかっているラテンの音楽はなかなか陽気でいい。